AC/DCインバーターとは?
AC/DCインバーターは、DC12V(バッテリー電源)をAC100V(家庭用電源)に変換えて、車内で家電製品を使用するための装置です。
活用方法次第では、車外でも利用できます。
↑画像にあるシガープラグを車のシガーソケットに挿して、インバーター本体のコンセントに家電製品のコンセントを差し込んで利用します。
AC/DCインバーター利用時の注意事項
AC/DCインバーターの性能にもよりますが、家電製品の全てが利用できるわけではありません!
規定の容量を超えて使用するとシガープラグ内蔵のヒューズが切れてしまいます。
家電製品を利用する前に家電製品の取扱説明書の仕様欄や使用機器のコーションプレートなどで、消費電力などを確認しましょう。
またインバーターの取扱説明書もよく確認しましょう!!
※よく解からないときは、使用機器のメーカーへ問い合わせてみましょう。
利用できない可能性が高い家電製品例
- ブラウン管式TV
- ドライヤー
- 冷蔵庫
- 扇風機
- 電気毛布
- 蛍光灯
- モーターを使用している家電
※インバーターの性能に左右されます。
利用できる可能性が高い家電製品例
- 携帯電話機の充電器
- モバイル端末機
- ノートパソコン
- PDA
- 液晶テレビ
- デジタルビデオカメラ
- DVDプレーヤー
- ビデオデッキ
- TVゲーム
DC/ACインバーターの性能
メーカーによっても表示方法が多少違うことがありますが、概ね以下です。
◇定格出力
連続使用していても問題ない容量。
例:150W
この場合、消費電力150W以内の家電製品であれば連続して使用できます。
◇最大出力
一時的に使用しても問題ない容量。
例:180W
この場合、一時的であれば消費電力180Wの家電製品が利用できます。
連続使用時間30分以内などと制限されます。
◇瞬間最大出力
一瞬であれば使用しても問題ない容量。
例250W
この場合、一瞬でだけ消費電力250Wに耐えられるということです。
0.1秒などほんとうに一瞬だけです。
消費電力確認の豆知識
家電製品の取扱説明書の仕様欄や使用機器のコーションプレートなどの「消費電力」「定格消費電力」「定格入力」「入力容量」「INPUT」などに記載されている数値を確認します。
この数値がインバーターの性能範囲内ならば、その家電製品を利用することが可能だと判断できます。
ただし家電製品(冷蔵庫、テレビ、扇風機など)によっては、一時的に大きな電力を消費するものがあるので注意!
◇定格消費電力、消費電力など
W(ワット)で表示されていますので、そのままの数値が、インバーターで使用できる規定容量内であるか確認します。
例:15W
◇定格入力、入力、INPUTなど
VA(ボルトアンペア)で表示されていたら、そのままの数値をW(ワット)に置き換えて、インバーターで使用できる規定容量内であるか確認します。
例:15VA→15W
A(アンペア)で表示されていたら、その数値に100をかけた数値をW(ワット)に置き換えて、インバーターで使用できる規定容量内であるか確認します。
例:0.15A→0.15×100=15W
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