シガープラグの構造(ヒューズなしタイプ)
↑上のシガープラグは、ミニ掃除機(カー用品)のシガープラグです。
それでは、このシガープラグの構造を分解して確認してみましょう!
シガープラグの分解方法!
このタイプの場合は、ヘッド部を反時計回りに回転させるだけです。
クルクルっとヘッド部を回すと本体(外装)とヘッド部が簡単に分離します。
これでシガープラグの中身を確認できます。
配線が二本あります。
片側はプラス線、もう片側はマイナス線です。
※マイナス側は、通常アース線と呼ばれます。
そして配線それぞれが金属部品に半田付けされています。
シガープラグの構造(ヒューズ内臓タイプ)
↑上のシガープラグは、レーダー探知機(カー用品)のシガープラグです。
ヒューズ無しのタイプと外観的には大きな違いはありませんが、シガープラグ内部にヒューズが組み込まれている点が大きな違いです。
それでは、このシガープラグの構造を分解して確認してみましょう!
分解方法は、ヒューズ無しのタイプと同じでヘッド部をクルクルと回転させて分解します。
部品点数が少し増えていますが、ガラス管ヒューズが入っていることが確認できます。
故障かな?と思ったら…
シガープラグを利用したカー用品が作動しなくなった時は、シガープラグ内にヒューズが内蔵されていないか確認してみましょう!
※小さなスプリングなどが入っている場合もあるので、慎重に分解しましょう。元通りに組めないと大変ですから!また抵抗や基盤といった複雑な部品構成になっているシガープラグもあります。たいていは容易に分解できない構造になっています。
もしヒューズが切れているならば同じ容量のヒューズと交換してみましょう。
ヒューズ交換の際に間違っても元のヒューズよりも容量が大きいヒューズを使用してはダメです!!
また度々ヒューズが切れる場合、何らかのトラブルを抱えている可能性が高いですので、専門家に相談することをオススメします。
シガーソケット豆知識!
車種によってはシガーソケットが付いていない車種もあります。
また車種によってシガーソケットの内径に微妙な違いがあります。
古い輸入車などでは、シガーソケットに常時電源が供給されていることもあり、シガープラグを差しっぱなしにしているとバッテリー上がりを起こしてしまうこともあります。
シガーソケットを利用する際は、取扱説明書などをよく確認しておきましょう!!
調整機能を持ったシガープラグ
↑上のシガープラグは、富士通テンから発売されているDREC1000というドライブレコーダーのシガープラグです。
切り替えスイッチが付いていて、マイナス側の接触面のスプリング部の幅を二段階で調整するすることが出来ます。
この機能の目的は、シガーソケットとシガープラグの接触不良防止対策です。
またシガープラグが緩くて抜けてしまうなんてことも防止できます。
プラス側の接触面を拡大!
これも接触不良対策だと思います。
他のシガープラグでは見られないような加工が施されています。
ドライブレコーダーという製品の性質上、万が一の出来事(事故など)が記録されていなかったら意味がありませんから!
※ギボシなどを利用して車両のアクセサリ電源ラインから電源を取得することを取扱説明書(DREC1000)では推奨しています。
シガーソケット基本編TOP│<<シガーソケットの構造│シガープラグの構造